神戸阪急ビル東館を建替、地上29階建て、高さ約120m/阪急電鉄
「神戸阪急ビル東館」の建て替えを発表
阪急電鉄(株)は25日、神戸三宮駅の駅ビル「神戸阪急ビル東館」(神戸市中央区)の建て替え計画を発表しました。 阪神・淡路大震災で倒壊した旧ビルの外観を低層部で再現し、震災復興の象徴として期待されます! 今夏に着工し2021年をめどに完成する予定。地上29階、高さ約120mの新たなランドマークが誕生します。
三宮駅前のシンボルが復活
神戸阪急ビル東館は、「阪急神戸三宮」駅に隣接し敷地面積は約7,100平方メートルです。 現ビルは1995年の阪神・淡路大震災後に建築された暫定利用の建物で鉄骨造(地下部:鉄骨鉄筋コンクリート造)地上3階地下1階建て、食品スーパーや書店などが営業していたが、建て替えを前に2016年1月で営業を終了しています。
建物の計画について
新ビルは、建て替えによって地上29階、地下3階建になる予定で延床面積は2万8,500平方メートル。 駅の整備を一体的に行ない、神戸市営地下鉄との乗り換え利便性を向上させ、地下2階と2階に改札口、地下2階~2階に商業施設、4~15階にオフィス、17~28階にホテル、29階には展望フロアを整備。ホテルは阪急阪神ホテルズが展開する宿泊主体型ホテル「remm(レム)」が入居予定です。 外観は6階までの低層部で茶系色のれんが調タイルを外壁に採用、大きなアーチ状の窓を設けるなど震災前の旧ビルの特徴を受け継いでいます。 新ビルの建設地は景観法に基づき、東西方向の建物幅に一定の規定がありますが、建物計画幅は規定を超えており、神戸市の都市景観審議会が対応を協議していましたが旧ビルの外観再現などを評価し、規定を適用しない方針を固めています。
神戸市の三宮地区「再整備基本構想」
神戸市は2015年9月に三宮地区の「再整備基本構想」を策定しました。 中・長距離バスの乗降場を集約する新たなバスターミナル整をはじめ、三宮の駅から半径500メートルを対象に、おおむね30年後を見据えて段階的に整備する方針を示しており、神戸の「玄関口」での集客や企業集積が期待されます。
□ 三宮駅の半径500mの範囲 □
三宮地区の地価変動は?
平成28年地価公示についてみると兵庫県の地価最高地点は5年連続で中央区三宮町(三宮センター街)で平米単価は昨年の3,100,000円/㎡から3,500,000円/㎡で+12.9%で地価上昇率も中央区三宮町がトップでした。 県随一の繁華街で希少性が高く需要は底堅く上昇率が拡大しており、神戸阪急ビル東館の建て替えも追い風となりますね!
Google earthを利用した「主題図」の作成
弊社では「GIS」に力を入れており、誰でも簡単に利用できるGoogle-earthを用いて土地の時価や広大地の適用可能性の判断などを電子地図で作製、税理士先生へ提供しています。 相続人への説明資料や生前対策のプレゼン資料として多くの税理士先生のご活用頂いています。 他事務所との差別化に弊社の広大地判定をご利用頂ければ幸いです!
このページで利用したGoogle-earth対応の地図情報(KMZ)ファイル
- 神戸阪急ビル東館の敷地特定データ
- 行政区域データ(兵庫県)
- 用途地域データ(兵庫県)
- 鉄道駅データ(兵庫県)
- 平成28年地価公示変動率グラフデータ(兵庫県)
- 三宮駅半径500mサークルデータ